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特許庁で「「産業競争力とデザインを考える研究会」の報告書(案)を公表しました。
その概要を記します。

この報告書で注目すべき点は、
「デザイン」を「課題の発見から解決に至る行為」と位置づけたところです。

ごく当然のことではありますが、
特許庁の報告書でそのように位置づけられた、ということは、
今後の「意匠法」に反映されるものと期待しています。

1. デザイン経営の役割
デザインは、企業が大切にしている価値、それを実現しようとする意志
を表現する営みである。それは、個々の製品の外見を好感度の高いもの
にするだけではない。顧客が企業と接点を持つあらゆる体験に、その価
値や意志を徹底させ、それが一貫したメッセージとして伝わることで、
他の企業では代替できないと顧客が思うブランド価値が生まれる。さら
に、デザインは、イノベーションを実現する力になる。なぜか。デザイ
ンは、人々が気づかないニーズを掘り起こし、事業にしていく営みでも
あるからだ。供給側の思い込みを排除し、対象に影響を与えないように
観察する。そうして気づいた潜在的なニーズを、企業の価値と意志に照
らし合わせる。誰のために何をしたいのかという原点に立ち返ること
で、既存の事業に縛られずに、事業化を構想できる。
このようなデザインを活用した経営手法を「デザイン経営」と呼び、そ
れを推進することが研究会からの提言である。


2. 産業とデザインの遷移

デザインは①顧客と長期に渡って良好な関係を維持するためのブランド力の創出手法、②顧客視点を取り込んだイノベーションの創出手法、として活用されるようになった。こうして、デザインは企業競争力に直結するテーマとなった。


3. ネットワークとデータが全てを飲み込む時代

製品やUIのデザインだけでなく、プラットフォームやデータを含めたデザインと、高度なテクノロジーを掛け合わせることで、競争力の高いビジネスモデルを築いていると言える。


4. デザインの経済効果

例えば、British Design Councilは、デザインに投資すると、その4倍の利益を得られると発表した。また、Design Value Indexは、S&P500全体と比較して過去10年間で2.1倍成長したことを明らかにした。その他の調査を見ても、デザイン経営を行う会社は高い競争力を保っていることがわかる。これがデザインを取り巻く新常識となっている。

5. デザイン経営の定義

「デザイン経営」とは、デザインを企業価値向上のための重要な経営資源として活用する経営である。

デザイン経営と呼ぶための必要条件は、以下の2点である。
① 経営チームにデザイン責任者がいること
② 事業戦略構築の最上流からデザインが関与すること
デザイン責任者とは、製品・サービス・事業が顧客起点で考えられているかどうか、又はブランド形成に資するものであるかどうかを判断し、必要な業務プロセスの変更を具体的に構想するスキルを持つ者をいう。


6. デザイン経営の実践

省略

7. 政策提言

省略

是非、本文を一読してください。
「産業競争力とデザインを考える研究会」の報告書
http://www.meti.go.jp/press/2018/05/20180523002/20180523002.html





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legatoip

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弁理士 峯唯夫です。
特許や、意匠・商標・著作権などの「知的財産」を扱う仕事をして35年以上になります。
このブログは、峯の日常活動の備忘録として、思いつくことを記述します。

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