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意匠と商標ボタンの掛け違い(2)

考えるべきことは、
新しいタイプの商標の登録開始によって意匠登録の価値が下がるのか、
ということ。

峯の結論は、下がらない。むしろ重要になる。
この点を少し詳細に説明します。

新しい商標の登録保護開始は、
ブランド創り、ブランド保護のためのツールが増えた、ということです。
すなわち、従前以上に、色彩や「商品の部分の形態」がブランド創りのツールとして
マーケティング部門、ブランド管理部門でも意識されるということです。

とはいうものの、「色彩」(位置を特定した色彩を含む)や部分の形態が
識別力あるものとして、容易に商標登録されるとは考えにくいことです。
斬新であっても識別力はない、とは立体商標でしばしばいわれているところ。
すなわち、同じ色彩、同じ形態を使い続けなければならない。
しかも「独占的に」。

不競法2条1項1号よりもハードルは高いでしょう。
不競法のような一時の紛争解決ではなく、半永久的な絶対権ですから。

特定の色彩、形態を「独占的」に使用するために、
唯一の手段が「意匠登録」です。
例えば、
部分の色彩を特定した「部分意匠」
部分の形態を特定した「部分意匠」
等による保護を受けつつ、長年独占的に使用して
商標としての「識別性」を獲得することが必要になろうと思います。

すなわち、
「新規性」があるうちに意匠登録し、
それによって「識別力」を獲得し、
それに基づいて「商標登録」
という流れになるのではないか、と考えています。

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レガート知財事務所
弁理士 峯 唯夫
http://legato-ip.jp/

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プロフィール

legatoip

Author:legatoip
弁理士 峯唯夫です。
特許や、意匠・商標・著作権などの「知的財産」を扱う仕事をして35年以上になります。
このブログは、峯の日常活動の備忘録として、思いつくことを記述します。

東京都新宿区高田馬場2-1-2
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特許業務法人レガート知財事務所
弁理士 峯  唯 夫
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