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意匠と商標、ボタンの掛け違い

商標法での保護対象に「立体」が加わったとき、意匠法の牙城が崩壊し始めた。
立体的な造形を絶対権として保護するのは唯一つ「意匠法」という意匠法の立場が浸食された。
そして、4月から「部分立体商標」ともいうべき「位置の商標」というものが保護対象となり、
意匠法の存在意義が問われている。
「位置の商標」というのは、特定の物品の特定の位置に「特定の形状」が存在し、
それが「商品取引の目印」になる場合はそれを保護しよう、というものです。
峯が考える典型例は、自動車「BMW」の「キドニーグリル」の形状です。
自動車をを指定商品として、キドニーグリルの輪郭線を表した「位置の商標」は
出願すれば、おそらく登録されるだろうと思います。
意匠登録には「新規性」という要件があり、
新規性のない「キドニーグリル」の形態は意匠登録は難しかった。
他方、商標の保護には「新規性」は必要なく、
逆に「広く知られている」が要求される。
登録の要件は真逆です。

さて、「位置の商標」が登録されるようになったことで
「意匠登録」の価値が減殺したのでしょうか。

峯は違うと思います。
かえって「意匠登録」の価値が向上したと。

何故か
それは、商標登録される「広く知られている」という要件を満たすためには
「意匠登録」で独占権を得なければならない。
ということでしょう。
このあたりは次回に

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レガート知財事務所
弁理士 峯 唯夫
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プロフィール

legatoip

Author:legatoip
弁理士 峯唯夫です。
特許や、意匠・商標・著作権などの「知的財産」を扱う仕事をして35年以上になります。
このブログは、峯の日常活動の備忘録として、思いつくことを記述します。

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