FC2ブログ

異議申立制度

異議申立制度

今日は商標の制度論です。
日本商標協会という組織があり、そこに商標制度研究部会というのがあります。
先日この部会で「異議申立制度」についての検討をしました。
今、商標では(特許も同じですが)商標登録された後に異議申立を行うこととなっています。
登録後異議制度になったのは平成8年の商標法改正であり、その前は登録前に異議申立てができました。
その仕組みは、審査官が登録してよいと判断した出願について「出願公告決定」をし、その後2ヶ月間が異議申立の期間。異議申立がなければ登録査定、あれば異議の審査をして登録の可否が決まる、というものです。

平成8年に制度が変わった主な理由は、審査期間を短縮したい、ということです。当時は審査期間が2年程度。これではマドリッドプロトコルという協定に加盟できない、というのです。

さて、登録後異議制度になったところ、異議申立の件数は減少し、異議申立のが認められる割合も減少しています。おおよそのところ30%から10%という具合です。

異議申立では3条の審査に絡むものが多いのですが、登録後異議制度ではへたをすると「侵害」を自白することになりかねないので使いにくい、という声があります。
今では審査期間も6ヶ月程度になり、平成8年当時とは事情が変わっています。

登録前の異議申立制度に戻したいと思っています。
如何でしょうか。
スポンサーサイト



プロフィール

legatoip

Author:legatoip
弁理士 峯唯夫です。
特許や、意匠・商標・著作権などの「知的財産」を扱う仕事をして35年以上になります。
このブログは、峯の日常活動の備忘録として、思いつくことを記述します。

東京都新宿区高田馬場2-1-2
TOHMA高田馬場9階
特許業務法人レガート知財事務所
弁理士 峯  唯 夫
*********************
HPはこちら http://legato-ip.jp/
ご連絡は
mine?legato-ip.jp
('?'を’@'に変更してください)

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
ブログ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク